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古式サプリメント「米ぬか」

最近では、めっきり自家製のぬか床を使った漬物を
食べる機会は少なくなりました。

かつて各家庭にあったぬか床には、
その家独自の発酵菌が棲んでいたため、
嫁ぐ娘への嫁入り道具だった時代もありました。

ぬか床の中には、様々な菌が共生しています。

主に乳酸菌、産膜酵母菌や酪酸菌、
美味しい漬物には縁のない雑菌もいます。

空気を好きな菌と嫌いな菌が同居いているぬか床は、
独特の匂いが発生するので、
台所から遠ざけられたという歴史はありますが、
近年、整腸作用という点でぬか床が見直されています。

ぬか床に棲む酪酸菌は、腸内にも存在する乳酸菌の仲間で、
プロバイオティクス(腸内細菌のバランスを調節し、
宿主に有益な作用を与える微生物)として、
よい影響を与えます。

千葉医科大学衛生学教室(現 千葉大学医学部)の宮入近治博士が、
1933年に報告した酪酸菌のMIYAIRI株は、
胃酸や熱に対して抵抗性があり、
腸内有益菌と共生することで整腸効果を発揮します。

いわゆる善玉菌である酪酸菌は、
ぬか漬けに付いたぬかを食べることで簡単に摂ることが出来ます。

長年の間、御飯の脇役として食卓をなにげなく飾っているぬか漬けは、
古式のサプリメントとも言えます。

また、石鹸や美顔パックといった美容にも利用されている米ぬかは、
私達の生活の中で忘れてはならない食材として、
見なおされ、様々な利用法が研究されています。


世界が認める「日本のモノ作り」の始まり

大型連休後半の初日となった5月3日、
世界文化遺産に登録される見通しとなった富岡製糸場(群馬県富岡市)には、
6000人以上の観光客が列をなして訪れたと、
ニュースなどで報道されたことをご存じの方は少なくないかもしれません。

正確には、群馬県富岡市の富岡製糸場と伊勢崎市、藤岡市、下仁田町の2市1町に
点在する養蚕関連の絹産業遺産群が、
世界遺産暫定リストの記載物件として以前から候補になっていました。

2014年4月26日に、ユネスコ世界遺産委員会の諮問機関である
ICOMOS(イコモス)による勧告が、
ユネスコ世界遺産センターより通知されたと、
文化庁から発表されました。

イコモスの評価結果が、勧告と判断された場合、
当選とまでは発表できずとも当選確実ということで、
正式には、2014年6月15日からドーハ(カタール)で開催される
第38回世界遺産委員会で、登録が決定される事になります。

登録されると、日本で18番目の世界遺産になります。

近代産業遺産としては日本初であり、文化遺産としては14番目となります。

明治政府が、日本の近代化のために設置した
模範器械製糸場であった富岡製糸場は、
世界に誇れる品質のメイドインジャパンの先駆けといえます。

その結果、1920年代には高級繊維の絹を、
より身近な存在に変える生糸輸出国になり、
安価で良質な生糸を世界中に供給するまでになりました。

生糸ばかりでなく、生糸生産の自動化にも成功し、
自動繰糸機は世界へと輸出されました。

世界遺産に登録されたことで、
現在の建物の維持管理をいかに進めるかという問題はありますが、
富岡製糸場と絹産業遺産群が登録されると、
イギリスのアイアンブリッジやフランス王立製塩所、インドのダージリン・ヒマラヤ鉄道など、
世界の貴重な近代産業遺産肩を並べることになります。


フラダンスで旅気分ダイエット

ゴールデンウィーク中に出国する日本人は、
140万人を超えると言われています。(2012年総務省統計局)

国内旅行と同じくらいの費用で利用できる海外ツアーもあるため、
数日間を一足早い夏のリゾート地で過ごす人も少なくありません。

人気の観光地は数多くありますが、その中でもハワイは、
常にベスト10にランクインしています。

アメリカ合衆国の50番目の州に認められたのは、1959年のことです。

その後、常夏のリゾート地として瞬く間に観光地として開発され、
世界中から旅行者が訪れるようになりました。

かつて、人知れず広大な太平洋の真ん中にぽつんと位置するハワイは、
太平洋の民であるポリネシア人が、伝統を守りつつ穏やかな生活を営んでいました。

しかし、1778年にジェームズ・クックが発見された後は、
島の外から様々な文化や物が持ち込まれ、
国の形が次々と変わりながら、
近代化の波へ飲み込まれることとなります。

しかし民族の文化は、形を変えながらも受け継がれています。

そのハワイ文化の代表といえば、フラダンスでしょう。

「フラ」とは、ハワイ語では、ダンスという意味で、
日本であれば「能楽」といった存在です。

ハワイでは、海・山・太陽などすべてに神が存在すると信じられ、
文字を持たなかったハワイの人々は、
その精神をダンスで表現し伝承してきました。

映画「フラガール」をはじめ、
ハワイを取り上げたテレビの旅番組で、フラダンスはよく紹介されるため、
日本でも、若年から年配者まで多くの人たちに知られています。

長い歴史を持つフラダンスは、
神々に感謝し、崇め讃える気持ちを、指使いや体の動きで表現するため、
その優雅な魅力に惹かれて、趣味で踊る人達が世界中に数多くいます。

日本でも、競技会形式のコンペティションが開かれるほどの人気があります。

フラダンスの動きはゆったりしていて楽なように見えますが、
太極拳のように四肢に神経を集中し、体全体を使う有酸素運動であるため、
ダイエットを目的とした人たちも、フラダンスを取り入れています。

美しいコスチュームでしなやかに踊りながら、
下半身の筋力アップと脂肪燃焼も期待できるフラダンスは、
心と体を綺麗にする異文化体験と言えるでしょう。


聖母マリアの名を持つ花

聖母マリアの祭日に咲いていたため「マリア様の黄金の花」
とも呼ばれているマリーゴールドは、
地中海原産の観賞用の花として広く知られています。

しかし、医療用のマリーゴールドがあることについては、
あまり知られていません。

カレンデュラ(和名:キンセンカ)と呼ばれる
医療用のマリーゴールドの花びらには、
毛細血管を修復するカロチンや殺菌作用のある
タンニンが含まれています。

ヨーロッパでは、オレンジ色の乾燥花びらが漬けこまれたオリーブオイルを、
擦り傷、切り傷、火傷の治療のためのハーブオイルとして、
古くから使っています。

ビタミンAやフラボノイドなどの成分を含んでいるため、
肌のシワやたるみの予防や改善にも役立ちます。

ナチュラルオイルとして、妊娠中の方や乳幼児にも使うことができます。

またカレンデュラの花弁には、
天然色素のルテインが豊富に含まれています。

網膜や水晶体に多く存在するルテインは、
目にとって有害で活性酸素の発生原因となる紫外線や
パソンコンのモニターによって発生する青色光を吸収して、
活性酸素を除去する働きを手助けします。

「やまだのルテイン10」は、徹底した品質管理のもとで
栽培されたマリーゴールドを加工しています。

ゆがみやぼやけが気になる方のサプリメントととして、ぜひお薦めします。


冬の厳しさに育まれる大麦若葉

大麦若葉を育てる過程で行なわれる「麦踏み」という作業をご存知でしょうか。

麦踏みとは、大麦の種が発芽した後、芽が数枚出そったところで、
その新芽を上からぎゅっぎゅっと踏みつける作業のことです。

せっかく芽吹いた新芽をわざわざ踏みつぶしても大丈夫なのかと、
心配になりますが、
この作業は良い大麦若葉を収穫するために欠かせない作業です。

麦踏みをすることで、麦の根が霜によって浮くことを防ぎ、
また踏むことで若芽の折れ目から植物ホルモンが生成され、
茎が太くなり、株の分けつが促進されます。

また、麦踏みとともに畝の土寄せを行う事で、雑草を抑え、
水はけを良くすることで、根腐れを防ぐ事にもつながります。

健康な栄養価の高い大麦若葉を収穫するためには、
手間を掛けて育てる必要があるのです。

厳しい寒さの中で、広大な畑を専用の機械に乗って作業をする
農家の方には頭が下がります。

春の到来とともに大切に育てらた大麦若葉は、
日差しを受けて輝きます。

今が収穫時期の大麦畑は、
緑のじゅうたんという表現がピッタリです。

大麦若葉に含まれる食物繊維は、栄養豊富な食品として、
すでに認知され、体の中の老廃物を外に出すデトックス効果や、
スポンジのように水分を含み便を柔らかくし、
自然な排出を促す働きがあります。

食物繊維をたっぷり摂取することで、ぜん動運動が活発になり、
便秘の悩みを解消することもよく知られています。

成長の過程で何度も踏まれながらも、強く丈夫になる大麦若葉は、
健康食品にぴったりの食材といえます。


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