プラセンタ化粧品の賢い選び方

プラセンタ化粧品の賢い選び方

美肌に効果的であるとされている美容成分は、非常にたくさんあります。どんどん新しい成分が登場し、これまでに無かった美容成分が出てくることもあり、美容情報はどんどん更新されていきます。美容成分の中でも高い美肌効果があるとして人気があるのがプラセンタです。

プラセンタ化粧品は人気が高く、様々なメーカーが販売しています。そんなプラセンタ化粧品ですが、具体的にはどのような効果があるのでしょうか。そして、たくさんあるプラセンタ化粧品の中から、どのようなものを選んでいけば良いのでしょうか。プラセンタ化粧品についてご紹介します。

プラセンタ化粧品の美肌効果

サプリメントや注射などでも話題になっているプラセンタですが、化粧品として肌につけることで、一体どのような効果を得ることができるのでしょうか。プラセンタに含まれている有効成分として、成長因子があります。

これが加齢とともに気になるシミやシワを改善してくれたり、肌のターンオーバー機能を促進させて、透明感のある肌を目指すことができるようになったりするのです。プラセンタは、肌の角質層にまでよく浸透してくれるようになっていますので、肌の表面だけに留まらず、高い効果を期待できます。

また、アミノ酸が豊富に含まれているということから、肌が元々持っている保湿機能を活性化させてくれたり、ニキビ跡を改善させてくれたりといった効果もあります。

プラセンタ化粧品の種類

プラセンタ化粧品といっても、色々なものがあります。最も多いのが、化粧水や美容液などにプラセンタが配合されているというものです。手軽に入手することができるだけでなく、その他の美容成分との相乗効果も期待することができます。

ただ、他の成分が含まれているほどプラセンタの濃度は低くなるので、プラセンタ自体の効果は感じにくくなってきます。高い効果が期待できるものとしては、プラセンタの原液があります。濃度が非常に高いため、化粧水配合のものなどと比べると即効性や高い効果を感じやすくなっています。

ただ、濃度の高さから、痒みなどの肌トラブルの心配も起こりやすいので、最初は化粧水などで薄めて少しずつ濃度を濃くしていくようにすることをおすすめします。

プラセンタ化粧品の選び方

たくさんあるプラセンタ化粧品の中から、どのように商品を選べばいいのか、選び方のポイントをご紹介します。プラセンタ化粧品に使われているプラセンタは、動物性のものか植物性のものかのどちらかが使用されています。

動物性のものは、馬や豚が多いのですが、中でも馬のプラセンタは安全性が高く、更に含まれている有効成分量も高いということでおすすめです。植物性のものは、動物性のものには含まれている成長因子が含まれていないのですが、安全性が高いため敏感肌の方などは特に安心して使うことができると言えます。

それぞれにメリットがありますので、自分の肌状態や、使い続けるためのコストパフォーマンスなどを考えて選択するようにすると良いでしょう。化粧品ももちろん良いのですが、身体の中から美を目指したいのであれば、サプリメントなどの摂取も非常に効果的なので、検討してみましょう。


プラセンタは果たして安全なのか

プラセンタは果たして安全なのか

美容効果や健康効果を期待することができるということで、多くの方から支持を集めているもののひとつがプラセンタです。プラセンタとは、ヒトや動物、植物などの胎盤エキスを原料としたものであり、そこには胎児を育てていくために必要な豊富な栄養素が含まれています。

そんなプラセンタを摂取することで、様々な美容効果や健康効果を得ることができるのです。しかしそんなプラセンタですが、安全性には問題は無いのでしょうか。プラセンタに対する安全性についてご紹介していきます。

プラセンタ注射の安全性

プラセンタ注射は、美容外科や婦人科、内科といった医療機関でのみ行うことができるものです。プラセンタを摂取する方法の中では、最も高い効果を期待することができるのがプラセンタ注射です。

プラセンタ注射の原料となっているのは、基本的に国内のヒトの胎盤です。しっかりと検査を受けた妊婦の胎盤を使用しており、精製も行われているために基本的には安全とされていますが、100%であるとは言い切れません。現に、プラセンタ注射をした人というのは、感染症などの心配を危惧して献血をすることができなくなってしまうのです。

また、たまに注射後に悪寒や発熱、発赤といった症状が出ることがありますが、基本的にはすぐに治まります。ただ、中にはプラセンタに対してアレルギー反応を起こすこともありますから、初めて注射をするときには、特に注意が必要です。

プラセンタサプリの安全性

プラセンタ注射はヒトの胎盤を原料としていますが、プラセンタサプリメントの場合は、基本的に豚や馬、植物などの胎盤を原料としています。そのため、感染症などの心配が無く、注射のように献血の制限をされることもありません。

また、プラセンタサプリメントを製造している鉱区内の会社は、どこも厳しい自社基準を設けて安全な商品を製造しています。中でもサラブレットの馬の胎盤を使用したサプリメントは、血統がしっかりとしていて寄生虫などの心配も少なくて安定しているということから、特に安全性が高いとされています。

基本的にプラセンタサプリメントによる重篤な副作用などは報告されていませんが、プラセンタ自体にアレルギー反応を起こしたという事例があるため、初めてプラセンタサプリメントを摂取するときには、様子を見ながら始めていくようにすると良いでしょう。

安全にプラセンタを利用するには

基本的なプラセンタを摂取する方法としては、注射で体内に摂取する方法と、サプリメントなどで経口摂取する方法とがあります。安全性の高さで言うなら、サプリメントの方がおすすめであり、献血ができなくなるというデメリットを避け、手軽に続けることができます。

効果の高さならば注射が一番であるとされており、厳しい品質検査や管理の下で製造されているものの、感染症などの心配がゼロであるとは言い切れません。注射をする場合は、信頼できる医療機関にかかるようにし、医師の指示に従うようにすることが大切です。

また、プラセンタを摂取したいというときは、最初から注射にするのではなく、まずはサプリメントから始めてみるようにするというのもおすすめです。


アレルギー対策にプラセンタ

アレルギー対策にプラセンタ

化粧品やサプリメントなどでおなじみのプラセンタは、美容効果が高いということで、女性に人気の成分のひとつです。美容効果という面で有名な成分ですが、元々は内科や婦人科といった場所で、治療目的で利用されている成分でした。

更年期障害の治療としてプラセンタを摂取していたところ、美肌など高い効果を得ることができたということから、美容外科や美容皮膚科でも利用されるようになり、今のようにサプリメントや化粧品などでも幅広く取り入れられるようになってきたのです。

そんなプラセンタですが、様々なアレルギーに対しても効果を発揮するということで注目を浴びています。どういうことなのでしょうか。

アレルギーの原因

アレルギーといっても、様々な種類があります。花粉症もアレルギーの一種ですし、動物の毛やダニ、ハウスダスト、食べ物、金属など様々な種類のアレルギーが存在しています。ひとつアレルギーがあると、他のアレルギーも発症しやすいという方も多く、常にアレルギーに気を配っているという方も少なくありません。

そんなアレルギーですが、どのような原因で起こるのでしょうか。アレルギーとは、身体が持っている免疫反応が過剰に働くことです。本来であれば無害なものに対して、身体が異常な物質であると反応してしまい、それを追い出そうとして、くしゃみや鼻水、下痢嘔吐、湿疹などという形で反応してしまうのです。

身体が一度有害な物質であると認識してしまうと、その後も同じ物質が身体に入るたびに同じように免疫反応が働いてしまい、アレルギーが発症するようになってしまいます。

プラセンタがアレルギーに与える効果

プラセンタは、医療機関でアレルギーの治療として用いられることがあります。プラセンタを摂取することで得られる効果として、抗アレルギー作用や抗炎症作用、活性酵素除去作用、自律神経調節作用などが挙げられます。

こうした作用はアレルギーに対して非常に良い働きをし、アレルギーを根本的に解決してくれる効果を発揮します。また、血行促進作用や細胞活性化作用などによって、現在起こっているアレルギーの症状を緩和したりする効果もあるとされています。

アレルギー対策としてステロイドを使った治療法が一般的になっていますが、ステロイドは副作用が心配されることが多々あります。その点、プラセンタには重篤な副作用が確認されていないため、安心して利用することができるのです。

アレルギーにプラセンタ療法

アレルギー対策でプラセンタ療法を行っている医療機関は限られています。そのため、プラセンタ療法が気になるという方は、事前に実施している医療機関を調べておくようにすると良いでしょう。

また、プラセンタはサプリメントで摂取することも可能であり、サプリメントであれば医療機関にかからなくても自身で購入することが可能となっています。プラセンタは気になるけれど、医療機関にかかるのも…と躊躇している方は、まずはサプリメントから始めてみるといいかもしれませんね。


プラセンタが更年期障害に効く

プラセンタが更年期障害に効く

美容外科や美容皮膚科などで、美容目的で摂取されることが多いプラセンタ。そんなプラセンタですが、医療機関などで治療のためにも使われているのです。中でも効果が高いとされているのが、更年期障害の症状緩和です。

辛い更年期障害の症状を緩和するためにプラセンタが効果的であるということで、婦人科などでプラセンタを処方されることもあります。そんなプラセンタと更年期障害の関係について、詳しくご紹介していきましょう。

更年期障害が起こる理由

更年期障害というのは、閉経の前後になって卵巣の機能が衰えてしまい、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少することが原因であるとされています。

エストロゲンの急激な減少によってホルモンバランスが乱れてしまい、その結果、更年期障害の症状である自律神経失調症や精神神経症状などの辛い症状が引き起こされるのです。

更年期障害の症状は人によって様々であり、軽い人もいれば日常生活を送れなくなるくらい酷い症状が出ることもあります。

プラセンタが更年期障害に与える効果

更年期障害の症状緩和のために、医療機関で治療薬として処方することが認可されているのは、メルスモンと呼ばれる製剤です。このメルスモンは、ヒトの胎盤を原料としており、多くの栄養素を含んでいます。

メルスモンが投与されると、その豊富な栄養素によって血流が良くなったり、基礎代謝が良くなったり、疲労回復効果が得られたりします。そして更年期障害によって衰えていた卵巣を活性化させてくれ、ホルモンバランスの乱れを整えてくれるのです。結果、更年期障害の辛い症状を緩和してくれるのです。

どこでどのようにプラセンタ摂取をする?

更年期障害の症状緩和をするためにプラセンタを摂取したい場合、婦人科などの医療機関で摂取する方法と、自身でプラセンタサプリを摂取する方法とがあります。

医療機関での摂取方法としてはプラセンタ注射が一般的です。頻度としては、医師の判断によっても異なりますが、臨床データでは週に3回、2週連続で行うと8割近い患者さんに効果があったとされています。

ただ、プラセンタ注射はヒトの胎盤を原料としているため、感染症のリスクがゼロではないということから、献血ができなくなるというデメリットがあります。将来大切な人に何かあったとき、献血をすることができないということを考えると、安易にプラセンタ注射をすることはできません。

一方でサプリメントであれば、豚や馬、植物性のプラセンタを使用しているため、そうしたリスクを避けることができますから、更年期障害に悩んだら、まずはサプリメントの使用からはじめてみるといいかもしれませんね。


プラセンタとアトピー性皮膚炎

プラセンタとアトピー性皮膚炎

ヒトや動物などの胎盤エキスを原料として作られているプラセンタには、豊富な栄養素が含まれています。胎盤は、胎児を育てるために必要不可欠であり、胎盤には胎児を育てるのに必要な栄養素が含まれているのです。

そのため、人間以外の動物というのは、産後の体力回復の意味も込めて、出産後に胎盤を食べるとされています。そんな胎盤エキスが含まれているプラセンタは、疲労回復効果や美容効果など様々なメリットがあるということで、内科や婦人科、美容外科など様々な医療機関で利用されています。

中でも注目されているのが、プラセンタがアトピー性皮膚炎に効果を発揮するということです。どういうことなのでしょうか。

アトピー性皮膚炎の原因

そもそも、アトピー性皮膚炎とはどういったメカニズムで引き起こされるのでしょうか。アトピー性皮膚炎は、小さな子どもに特に多く起こるとされています。成長していくにつれて、その症状も治まって行くことが多いのですが、大人になってからも悩まされてるという方は少なくありません。

アトピー性皮膚炎の原因としては、遺伝など様々な要因がありますが、近年では生活環境や食生活といったものが引き金になっていることが増えてきました。

ダニやハウスダストなどのアレルゲンを避け、肌を清潔にして刺激の強いスキンケア用品を使わないようにするということも大切ですが、ストレス社会である現代では、寝不足や過労、精神的なストレス、食習慣などがアトピー性皮膚炎を悪化させたりすることもあります。

プラセンタが与える影響

プラセンタには様々な栄養素が含まれていますが、アトピー性皮膚炎に対して効果を発揮するものとしては、免疫抑制物質があります。

これは、ビタミンDやコンドロイチン硫酸といったものがあるのですが、これらが豊富にプラセンタに含まれているため、異常を起こしたリンパ球を排除してくれ、アトピー性皮膚炎を根本的に改善してくれるとされているのです。

他にも、抗炎症作用や自律神経調整作用などがあるため、痒みや皮膚炎といった辛いアトピー性皮膚炎の症状を抑えてくれます。皮膚を再生したり細胞の活性化を促す効果もありますから、健康な皮膚づくりの手助けもしてくれるのです。

プラセンタ療法で治療をする

実際、医療現場でもアトピー性皮膚炎の症状にプラセンタ療法を用いられることがあります。すべての医療機関で行われているわけではありませんので、プラセンタ療法が気になるという方は、まずはそういった医療機関を探すことから始めましょう。

注意しなければいけないこととしては、アトピー性皮膚炎が悪化して皮膚に強い症状が出てしまっているときは、プラセンタをはじめとした余計なものを身体に入れないほうが良いため、避けた方が良いということです。

かえって悪化させてしまうこともあるため、プラセンタ療法を行うときは、アトピー性皮膚炎の症状が治まっているときに行うようにしましょう。