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新型ノロウィルスへの対策

風邪の初期症状は、鼻水やのどの痛みで、
その後に発熱するのが一般的です。

のどの粘膜が炎症を起こして咳が長引くと
肺炎を発症し、病状が長期化する場合も少なくありません。

2015年の風邪の特徴は、
はじめに急な発熱、頭痛、関節痛がみられる
インフルエンザの症状と似通っている
「変ったカゼ」が流行しています。

また、胃腸カゼとよばれる「感染性胃腸炎」の
流行も心配されています。

その原因として知られるノロウイルスは、
2006年以来の大流行を凌ぐ患者数が懸念されています。

今年の2015年に、新型のノロウイルス(変異株16型)が
出現したためです。

感染性胃腸炎の一種であるノロウイルスは、
免疫力の強い大人であれば、発症しない場合や
数日の風邪のような症状は現れるものの、
悪化することはありません。

しかし、免疫力が低下したお年寄りや乳幼児の場合は、
症状が重くなることも少なくないため、注意が必要です。

ノロウイルスに感染すると1~2日の潜伏期間を経て、
吐き気や嘔吐、下痢や腹痛とともに37~38度の発熱があります。

発病すると激しい嘔吐を引き起こすので、
看護した人が吐しゃ物を触ると、
二次感染するケースも多く、
感染を広めてしまう可能性もあります。

しかし、感染者と接触した場合でも、
体外ではノロウィルスは増殖できないため、
体の中にはらないように、
「次亜塩素酸水」などでうがい手洗いを励行すれば、
感染を予防することができます。


車の運転席の隣には?

1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見して以来、
アメリカ開拓の歴史は、大陸を西へと横断するように進んでいきました。

いわゆるアメリカのフロンティア時代です。

多くの移民は、約束の地と夢見る西部を目指して
大移動をします。

ハリウッド映画でよくご存知のような
西部劇の舞台です。

治安の不安定な無法地帯で、
自分の家族や仲間を荒くれ者から守るために、
開拓者たちは武器を携帯します。

映画にもよく登場する幌馬車は、
荷物を携えて移動するには必要不可欠の車でした。

ジョン・ウェイン、クリント・イーストウッドなど
名優演じるカウボーイが乗る幌馬車は、
左に馬の手綱を握る御者、
その右にライフルやショットガンなど、
警護用の武器を持つ助手が座ります。

しかし西部開拓の上では必要不可欠だった幌馬車も、
時が流れ、蒸気機関車やガソリンで走る自動車が普及したことで、
移動するための車は、大きく様変わりします。

国全体の治安が良くなることで、
ショットガンを携えた助手は必要なくなります。

手綱は車のハンドルに変わりましたが、
助手席には、エンジンを手動で始動するために、
やはり人がひとり必要でした。

その後セルモーターを使うことで、
自動車の始動方法が改良されると、
運転手ひとりでも自動車は運転できるまでに進歩します。

助手席に座っていたホコリだらけ、油まみれの助手は姿を消し、
運転席の横には、愛する家族や麗しき女性が座るようになりました。

しかし開拓時代に、
御者席の隣に助手が座っていたという事実は残ります。

アメリカでは、助手席のことを
“ショットガン(Shotgun)”と呼びます。

アメリカ英語では、今でも
「助手席に座っている」という表現を
“riding shotgun”(ショットガンを携えて乗る)といいます。

ちなみに標準的な英語の表現では助手席のことは、
“a front passenger seat”=「前方の座席」です。

助手席には、笑顔が似合う素敵な同乗者が座る
平和な時代であってほしいものです。


歩くには絶好のチャンス

晴天が続くこの時期は、
家の中にいることがもったいないと感じている方も少なくないでしょう。

爽やかな秋晴れの空のもとに外出することは、
日頃の運動不足を解消するにはまさしく絶好のチャンスです。

更に習慣として歩くことを生活の一部に組み入れるきっかけにもなります。

なんといっても歩くことは、
誰でも、どこでも、いつでも、手軽にできます。

小さなお子さんからお年寄寄りまで、
生涯を通じてできるスポーツともいえます。

歩くことは健康な体づくりに最適で、
高血圧などの生活習慣病予防や
骨に刺激を与えることで、
骨粗しょう症の予防にもなります。

ストレス解消の効果も期待できます。

年齢やその日の体調に合わせて、
無理なくできるのも、
歩くという日常の基本動作ならではの運動特徴です。

歩くことは、皮下脂肪や内臓脂肪を燃やすことができる有酸素運動です。

ジョギングや水泳も空気中の酸素を体内に取り込みながら持続してできる有酸素運動ですが、
歩くことは一番穏やかで、誰にでもできる運動です。

20分~30分歩かないと脂肪が燃焼しないという
学説もありますが、カラダを動かせば、
必ず体内の糖質がエネルギーとして消費されますので、
5分、10分のわずかな運動であっても、脂肪の燃焼につながります。

理想としては、1日30分程度がおすすめですが、
健康のことを考えればわずかな時間でも、
歩くことは有益です。

あごを引き、背筋をシャンと伸ばした姿勢で歩くことは、
姿勢が崩れることが原因となる血行不良や代謝の低下の予防も期待できます。


冷えを改善!食事編

体を温める食べ物を摂りましょう

冷えた体を暖める方法の一つとして、防寒用の服を着る、ウォーキングなど体を動かすなど
物理的に対抗する作戦がまず頭に浮かびます。

もちろん暖かい料理を食べて温まる方法もあります。

なべ料理で温まるのが、手近な方法ですが、その中に入れる材料としては、
苦味・渋みがあって寒い地方でとれる野菜を材料に加えることや、
ねぎ、しょうが、唐辛子など刺激のあるものをダシに加えると
体が温まる効果が高められます。

体を温める栄養素

栄養素という面から考えてみると
ビタミンB…糖質、タンパク質、脂質をエネルギーに変えるのに必要(豚肉)
ビタミンE…血行促進、女性ホルモンのバランスを調整(ナッツ・アボカド)
ビタミンC…貧血改善、細い血管の働きを維持
※ストレスやタバコで多く消費されるので、心当たりのある方は、1日50mg以上を摂取しましょう。)

精製されたものは、ビタミン・ミネラルが少ないので、
白砂糖より黒砂糖、白米より玄米を摂りましょう。

タンパク質を効果的に摂りましょう

食べたものを熱に変える割合は、
タンパク質30%、炭水化物10%、脂肪3~4%といわれています。

体を温めるためには、タンパク質をしっかり摂るように心がけます。

タンパク質は、筋肉やホルモンの原料になりますので、
特に体内で構成できない必須アミノ酸を含む良質のタンパク源(大豆製品、乳製品、肉、魚)は
積極的に食べるようにします。


メッツという物差し

今や世界的なトッププロテニスプレーヤーと呼ばれるまで
実力をつけた錦織圭さんの影響で、
休日にテニスを楽しむ人が増えています。

楽しく運動することでエネルギーを消費すれば、
気になるウエスト周りの余分な肉とさよならできるため、
一石二鳥です。

運動することは、ダイエットのためだけでなく、
健康維持のためにも大切です。

とてもテニスのような激しい運動は無理と
あきらめる必要はありません。

テニスよりもっと運動強度の高い生活の活動があります。

運動強度とは、
身体活動の強さを安静時の何倍に相当するかで表す単位で、
座って安静にしている状態が1メッツ(METs)です。

国際的に使われているこの運動強度の単位「メッツ」で
テニスの値を表すと、7.0です。

過酷なスポーツと言われるラグビーは、10.0にもなります。※1

生活の活動にも運動強度が設定されています。

階段を下る3.0、掃除機をかける3.3、ワンちゃんと散歩する4.0、子どもと遊ぶ5.0など、
なかなかの運動強度です。

さらに値が高い生活の活動もあります。

階段を上るは8.0ですから、テニスを上回る運動強度です。※2

運動強度が低くても激しい運動と同じメッツの量になります。

エクササイズ(Ex)という運動強度の量を表す単位で、
運動強度(メッツ)に実施時間(時)をかけたものです。
計算式としては、エクササイズ=メッツ ☓ 時間です。

強い運動ほど短い時間で1エクササイズ(メッツ・時)となります。

たとえば
6メッツの運動を30分行った場合:6メッツ ☓ 0.5時間=3エクササイズ
3メッツの運動を1時間行った場合:3メッツ ☓ 1時間=3エクササイズ

計算上では、ラグビーを半時間することと、
子どもと遊ぶことは同じ量のエクササイズとなります。

※1 メッツの値 厚生労働省 健康づくりのための運動指針2006より抜粋
※2 生活の中の運動強度 厚生労働省「3メッツ」以上の生活活動より抜粋


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