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汗をかく動物

動物は進化の中で、
その種特有の個性を獲得してきました。

地球の誕生から生物の発生と進化の過程で、
大きな問題が体温の調整でした。

陸上の動物においては、
体温調節の機能を持たいことで
生き延びる選択をした爬虫類や両生類、
体温を一定に保つために体全体を毛で被い、
外気温の影響を受けにくくした哺乳類や鳥類など
選んだ進化の道筋は大変興味深いものがあります。

哺乳類の中でも人間は、
二足歩行という大胆な進化の選択に加えて、
必要な部分の体毛を残して、
取り除いてしまうという
特徴的な進化を遂げます。

保護する毛もなく
外気と接することになった人間は、
寒さの中では、狩猟によって手に入れた
獲物の皮を加工して寒さをしのぎ、
暑い時には汗腺から汗を出し、
その水分が気化することで
体内の熱を下げるという選択に至ります。

鳥や犬には、汗腺がほとんどありませんから、
細かい呼吸を口からすることで、
水分を気化して熱を逃がします。

ゾウにも汗腺はありませんが、
耳をパタパタして、自前のうちわで放熱するという
面白い方法で暑さに適応したつわ者もいます。

人の場合は、
水の気化熱を利用して体温調節するため、
暑い季節になると、
大量の水分を排出することになります。

消費される水は汗で0.5リットル、
呼吸で0.5リットル、
排泄物で1.5リットルほどになりますので、
毎日2.5リットルもの水を調達しなければなりません。

食事の際に取り込む水が1リットル、
体内で0.3リットルほどが合成されますから、
単純計算でいくと
1.2リットルの水分を飲まないとバランスがとれません。

金曜の週末の夜にまとめて飲むなどということにはなりませんから、
毎日意識的に水分の補給を心がける必要があります。

暑い時期になるとビールやジュースで水分は十分
という方もいらっしゃるでしょうが、
水分を補給する際に日頃不足しがちな栄養も
一緒に取ることができれば、これ幸いということになります。

野菜の宝箱「やまだの青汁30」

「やまだの青汁30」には、
食物繊維をはじめ、ビタミン、鉄分、カルシウムが豊富な大麦若葉や、
抗酸化作用カテキンをもつ抹茶、クロロフィルを多く含むよもぎが
原料として使われています。

また、食物繊維の働きを助ける還元麦芽糖や
乳糖もバランスよく配合されています。

さっぱりとした飲み口とほのかな甘さの「やまだの青汁30」は、
汗を多くかくこれからの季節に
不足しがちな水分とともに野菜の栄養を丸ごとそのまま補給できます。


肝心な腎臓

肝心という漢字があります。

用例としては、
「慎重に対処することが肝心だ」
というような使いかたです。

「肝心」の「心」という漢字は、
心臓の「心」から使われていることは、
容易に想像できます。

人体にとって欠くことのできない臓器ですから、
最も重要な臓器であることは、
疑いありません。

ところがこの「肝心」という漢字は、
「肝腎」とも書かれることをご存知でしょうか。

腎臓は、
血液に含まれる老廃物(尿素窒素、クレアチニン、尿酸など)をろ過し、
体内の余分な水分と共に体外に排出役割を担っていますが、
腎臓には、それ以外にも重要な役割があります。

体内の電解質(ナトリウム・リン・カリウム・カルシウム・塩化物イオン)のバランスを保ち、
濃度を一定に保っています。

筋肉をスムーズに動かすことや、
血液や体液の中に存在する細胞内の水分を一定に保てるのは
腎臓が正常に働いているからです。

腎臓は、血圧を上げたり、
血液の循環を正常に保つレニンという酵素を作り、
骨髄に赤血球を作るよう働きかける
エリスロポエチンという造血ホルモンを分泌しています。

魚介類や卵、きのこ類などに多く含まれるビタミンDを、
骨の生成に必要な活性型ビタミンD3に変える働きをしています。

活性型ビタミンD3は、腸管において
カルシウムの吸収を促進したり、
腎臓においてカルシウムの再吸収を促進することで、
体内のカルシウムを効率よく活用します。

また、骨に対しては、
骨代謝回転を改善する作用があります。

漢方では、
五臓と呼ばれる(肺、心、脾(ひ)、肝、腎)臓器の一つである腎臓は、
尿の排泄(はいせつ)をつかさどるだけではなく、
まさしく肝腎な臓器であることを、よく認識しておかなければなりません。


パリ流江戸しぐさ

江戸時代に考えられたとされ、
隣人の心得集とも言われる「江戸しぐさ」は、
現代人の規範を知るのに大変役に立ちます。

道ですれ違うときに、
傘がぶつからないように
少し傘を傾けて上手にすれ違う「傘かしげ」や、
隣り合わせの人とこぶし一つ分の余裕を持って座る「こぶし腰浮かせ」など、
現代の人にとっても貴重な助言集です。

このような他人へのおもいやりは、
日本独自のものと考えられがちですが、
おもいやりの心は世界共通です。

ヨーロッパでは、
初対面の人であっても気軽に会話ができ、
コミュニケーション能力が高いと言えます。

特にお年寄りに対して敬意払う姿は、
感動的です。

パリに住む友人が地下鉄に乗っていた時のことです。

お年寄りと青年が、
楽しげに話している場面に遭遇しました。

その様子は、おばあさんと孫といった雰囲気です。

パリのオペラ座駅で、
二人と友人は共に下車し、
地上までの通路でも、
相変わらず二人は、
会話を弾ませています。

オペラ座正面の出口は、
数十段の階段があるのですが、
若者は、おばあさんの荷物を手に持って
並んで上っていきます。

さらに地下鉄の出口にある重いドアを開けて、
おばあさんをエスコートします。

外にでると、急に空が広がり、
オペラ座の金色に輝く女神像が
眩しく輝いています。

二人は、さよならの挨拶をすると、
おばあさんは出口広場の右側へ渡り、
青年は、その反対側へと行きました。

二人はただの通りすがりだったのです。

このさりげない若者の親切と、
受け側であるおばあさんの態度は、
押し付けがましくなく、
またへりくだるわけでもない距離感に
友人は、大変感銘を受けたそうです。


なべ料理のうま味ダブル効果

寒い時期の定番メニューといえば、
なべ料理ですが、
この料理には人間の味覚を満足させてくれる
ダブルな効果が隠されていることをご存知でしょうか?

うま味物質として、
グルタミン酸、イノシン酸などが、
広く知られてます。

こんぶ、緑茶、トマトや白菜には、
グルタミン酸が多く含まれています。

イノシン酸は、にぼし、かつお節、
鯛や豚肉に多く含まれています。

イノシン酸、グルタミン酸のいずれも、
うま味物質ですが、
単独で使うよりも、
グルタミン酸とイノシン酸を
組み合わせることで、
うま味を飛躍的に強く感じることができます。

簡単な実験として、
ごく薄味にした
昆布だし(A)とかつおだし(B)を
違うコップに入れておきます。

まず、A→Bの順にあじ味すると、
後で飲むかつおだしの時に
強くうま味を感じます。

次にB→Aの順で飲むと、
今度は、こんぶだしを飲んだ時に
強くうま味を感じます。

これは日本料理人の間では
経験的に広く知られている、
うま味の相乗効果のためです。

西洋料理でも、
玉ねぎ(グルタミン酸)などの野菜類と
牛スネ肉(イノシン酸)を一緒に煮込む
スープの「フォン」に
この効果が使われています。

したがって、
何気なくなべ料理の材料として使っている、
下味を出すためのこんぶ、
具材として入れる白菜と豚肉、
おまけに、
これまたうまみ成分であるグアニル酸を
多く含むしいたけを基本として、
さらにお気に入りの具材も投入すれば、
完璧な「うま味料理」が出来上がります。

今夜あたり、
この「うまみダブル効果」を知った上で、
なべ料理に舌鼓をうたれてはいかがでしょうか。


疲れが溜まると免疫力ダウン

「年をとるたびに疲れがとれにくくなってきた…」など
周りではよく耳にする話です。

実際に、加齢による身体機能の衰えとともに、
「疲れ」がとれにくい体になるのはしかたがないことです。※1

疲れた状態を放置しておくと、
慢性疲労症候群(原因不明の強度の疲労が長期間継続する病気)
に罹ることで、ただの「疲れた…」が引き金になって
様々な症状を引き起こします。

疲れがたまると、
体温調節機能が弱り、
微熱が何日も続くことがあります。

さらに「疲れ」が積み重なれば、
免疫機能が落ちて、
風邪をひきやすくなりますので、
風邪のウィルスが活発になる冬は、
特に注意が必要です。

免疫力が下がるほど「疲れ」が積み重なると
風呂あがりに赤い湿疹がでたり、
下着の締め付け部分に
湿疹ができたりします。

アトピー性皮膚炎や職息、
花粉症などのアレルギー症状も、
「疲れ」ている時に悪化することを
覚えておきましょう。

凝りは、筋肉の収縮が原因です。
長時間同じ姿勢をとっていると、
筋肉の収縮によって筋肉の血管が圧迫され、
血流が悪くなり、
乳酸がたまって凝りを感じます。

首や肩の筋肉の凝りが原因となる、
緊張型頭痛を引き起こし、
締め付けられるような痛みを感じます。

頭痛薬で一時的には治まりますが、
原因である疲れを解消しなと、
同じことが繰り返されてしまいます。

普段の生活に目を向け、
疲れにくい体づくりを心がけていきましょう。

そこでオススメするのが、
「やまだの醗酵高麗人参」です。

滋養強壮で有名な高麗人参のなかでも
最も含有量が多いといわれている
「生干人参」を使用し、
発酵の工程を加えることで、
一般的な高麗人参よりサポニン※2の吸収力が、
約15倍となっています。

※1 平成14年に報告された
厚生労働省調査によれば、
疲労感を自覚している人の割合は、
約7割にも達しています。

※2 サポニンは、
高麗人参に含まれている
苦味やエグみなどの成分で、
漢方薬でも使われることが多く、
昔から人々の生活取り入れられてきました。


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