1 / 3123

ストレスとシミの関係

紫外線は人体にとって有害な光線です。

したがって人間は、
紫外線を皮膚に浴びると、
体の組織を守るために、
強力な酸化力をもつ活性酸素を生み出します。

活性酸素の発生によって、
メラノサイト(メラニン形成細胞)が、
チロシナーゼという酵素を放出し、
活性酸素を吸収・分解します。

その分解した材料でメラニン色素が作られます。

メラニン色素を含む細胞は、
形を変えながら表面に押し上げられ、
一番外側に現れます。

角質層に到達した時に細胞は、
自然にはがれ落ちます。

この一連の流れによって、メラニン色素を含む細胞が、
新しい細胞が連続的に押し上げられ、
紫外線が皮膚の奥まで透過することを防ぎます。

ところが活性酸素はその防衛力が強すぎるために、
数が増えすぎると逆に細胞を傷つけてしまうことにもなります。

活性酸素は、肌の弾力に欠かせない成分であるコラーゲンも破壊します。

コラーゲンが破壊されてターンオーバー(新陳代謝)が遅くなると、
メラニン色素が含まれる細胞がシミとして残ります。

ターンオーバーの足を引っ張るのは
活性酸素だけではありません。

緊張状態が続くと、血管が収縮します。

血管はたえず絞られた状態になり、
全身で血行障害が生じます。

血液は肌細胞に酸素と栄養を送る重要な役割を担っていますから、
血行が滞ることは、メラニン色素を含む細胞のターンオーバーを
遅らせることにつながります。

「紫外線を避けてシミを作らないように」と
過度に気にかけることが、ストレスとなって逆効果になる場合もあります。

ストレスを溜めない生活を送ることが一番で、
ストレスを解き放つ解決法のひとつが、ゆっくりと入浴することです。

温かいお湯に体を浸けることで、汗をかくことで老廃物が排出され、
肌の血行もよくなるのでターンオーバーに良い影響を与えます。


メラニン色素は敵?味方?

紫外線の強さが増すのを肌で感じるようになると、
ドラッグストアの化粧品コーナーでは、
紫外線対策グッズの棚がグッと広くなります。

紫外線を浴びないように、
UVカット化粧品や日焼け止め、
日傘や帽子などを利用して紫外線を防ぐ日々が
しばらく続くことになります。

肌の色は人種や個人によって
紫外線から受ける影響の差はありますが、
皮膚の表面に紫外線を浴びると、
有害な紫外線の影響を下げるため、
表皮に紫外線が当たると、
基底層に存在するメラノサイト(メラニン形成細胞)が
紫外線の刺激を察知し、
メラニン色素をつくります。

表皮の色を変化させて、
有害な紫外線をブロックする
メラミン色素が生成されるシステムが作動します。

シミを作り出す悪者ととらわれがちなメラニン色素ですが、
実際には、紫外線から体を守る重要な役割をしています。

というのも紫外線が皮膚の奥くまで侵入すると、
最悪の場合DNAが紫外線で破壊され、
皮膚癌を発病することになります。

メラニン色素を含む表皮細胞は、
体を守る大切な防衛物質なのです。

日差しが強い季節が終わり、
肌が受ける紫外線量が少なくなると、
メラノサイトでのメラニン色素の生成する必要性は
減少します。

新陳代謝によって、
皮膚の表面に押し上げられたメラニン色素は排泄されます。

またメラニン色素を含んだ細胞の一部は
マクロファージによって消失します。

紫外線の量が減少することで、
最終的には本来の肌色を取り戻すことになるのですが、
新陳代謝の不調や低下が原因で、
肌の一部でメラニン色素を生成し続けることがあります。

これがシミです。

したがって、紫外線を直接浴びることを避けるとともに、
正常な代謝を維持するための健康管理が重要です。

ただし、紫外線だけがシミの原因とはいえません。

-ストレスとシミの関係に続く-


ダイエットの時の朝ごはんはどうしたらいい?

2247d1ece980ac7f4421816300d9783e_l

結局朝ごはんって食べた方が良いの?食べないほうが良いの?

「朝ごはんは食べた方が良い」誰もが聞いた事があるであろうこの言葉ですが、果たして真実はどうなのでしょう?答えは、『ケースバイケース』です

朝食は1日のエネルギー源になるのですから、1日元気に過ごそうと思ったら当然食べた方が良いです。しかし、ダイエット中などはカロリーが気になる所。朝食を食べた方が良いか食べない方が良いかの真実は、残念ながら専門家でも意見が分かれているのが実情です。朝食を食べると太る・朝食を抜くと太りやすいなど、正反対な意見があり、どちらの主張にも科学的根拠が伴っています。よく噛む・カロリーや栄養をしっかり考えるなどの配慮をしていればダイエット中の朝食も問題無いでしょう。逆に、急いでいるからとよく噛まなかったり、カロリー・栄養を無視したりする事は、ダイエット中でなくても控えたいもの。朝食を食べる事と食べない事。どちらが良いかは、食べ方という点のケースバイケースで判断できます

そもそも太りにくい体質ってどんな体質なの?

太りにくい体質の条件は、基礎代謝が高い・脂肪細胞が少ない・消化吸収能力が低い事の3つです。ちなみに、脂肪細胞とは、妊娠後期の胎児時期から、1歳くらいまでの乳児の頃に作られる細胞の事で、言ってしまえば「脂肪を吸収する細胞」です(思春期にも少し作られます)。

消化吸収能力とは、摂取した栄養を体内に吸収する能力の事。これが低いと、大量の食事を摂っても吸収されない為、太りようが無くなってしまいます。

基礎代謝は、上記2つの要素と違いある程度自己コントロールが利きます。よって、太りにくい身体を作る為には重要要素となります。これを上げる為に必要なのは、食事制限……ではなく、適度な運動。食事制限のみでは基礎代謝が下がり、むしろ逆効果となってしまいます。筋トレをするなどして、筋量を増やすのも太りにくい身体づくりに効果的です。筋量が先述した脂肪細胞よりも多い人は、太りにくく痩せやすいのです。

朝ごはんには何を食べるのが良い?

朝ごはんとして食べるものは、低カロリー・高栄養がキーワードです。豆腐などの大豆食品が代表格。こんにゃく・ささみなど、食物繊維やたんぱく質を含んだ食べものもおすすめです。ご飯を食べると良いという事も聞きますが、そのご飯が白米の場合、これが実はNG。白米は糖質の塊である上に、栄養価が無いに等しいのです(精米の過程で、多量に栄養素を含んだ米ぬかの部分が取れてしまう為)。穀類を摂りたい場合は、玄米・雑穀米などを食べる事をおすすめします。

他にも、少量でしっかり満足できるトーストなども良いでしょう。ただし、トーストを食べる時にバター・マーガリン・ジャム類を使うのはカロリー上控えたいもの。そこで、食べ応えを出す為に、野菜やシラスなどの低カロリー具を使う手があります。検索を掛けると、レシピが沢山ヒットするので、自分好みの物を探してみるのも良いでしょう。


レモンの皮を活用する

レモンには、100g中50mgのビタミンCが含まれ、
柑橘類中の中でもトップクラスです。

またレモンの爽やかな香りと酸味は、
料理の隠し味や風味付けには欠かせない
定番の材料でもあります。

実際の使用法としては、
主に果汁を絞って使用することが多いのですが、
レモンの皮にもビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富ですから、
果汁をしぼった後に捨ててしまうのはもったいないことです。

かつては、流通するレモンのほとんどが
輸入レモンだった時代もありました。

船積みで運ばれてくる外国産レモンの表面には、
カビの発生を抑えるための防カビ剤が使用されていたため、
皮を利用することは控えられていましたが、
最近では国産のレモンも手に入れやすくなったため、
いままであまり活用されていなかったレモンの皮も
ずいぶん利用されるようになっています。

すでにケーキや料理の材料として、
レモンの皮は利用されていますが、
暮らしの中でもレモンの皮は活用できます。

皮に含まれる代表的な成分であるリモネンには、
アロマ成分として、
気分の高揚や気持ちの切り替えを促し、
理解力や集中力を高める働きがあります。

レモンにはおだやかな漂白作用があるので、
美容にも効果が期待できます。

レモンの皮で爪を磨くと、
つやが出てますし、
おろし金ですりおろしたレモンの皮を
歯ブラシにつけて磨くと、
口臭予防や歯のホワイトニング効果も期待できます。

魚を調理した後の包丁やまな板を
レモンの皮でこすることで消臭ができます。

また、レモンの皮には、
果肉同様にクエン酸が含まれていますので、
消毒殺菌作用に優れています。

レモンの皮をしぼった液体を水で希釈して
室内にスプレーすれば
風邪やインフルエンザなどの感染症の予防にもなります。


太陽とビタミンD

ビタミンは、
健康な体を維持するために
欠かすことのできない栄養素です。

必要な量は少ないのですが、
人の体の中で作ることができないビタミンは、
食べ物から摂る必要があります。

ヒトにとって大切なビタミンは、
大きく2分類に分けられます。

水に溶ける水溶性ビタミンは、
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、
ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの9種類です。

水溶性で尿とともに排出されるため、
体の中に留めておくことはできません。

必要な量を毎日とることが大切です。

水に溶けずあぶらに溶ける脂溶性ビタミンには、
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKの4種類があります。

料理を作る際に、油と一緒に調理することで
吸収率が上がります。

しかし排出されにくいということから、
とりすぎると過剰症になるおそれがあります。

13種類のビタミンには、それぞれの働きや特徴がありますが、
太陽の紫外線量と密接に関係しているのは、ビタミンDです。

皮膚にあるプロビタミンD3(ビタミンDの前の物質)は、
紫外線によってビタミンD3に転換されます。

皮膚で紫外線によって作られるビタミンDは、
太陽の位置が高くなり、日照時間が長くなる夏は、多くなりますが、
冬は少ないという変動があります。

ヨーロッパなどの高緯度地域に住む人は、
冬の日光照射の不足と外出が少なくなるため、
夏の時期よりも体内のビタミンDの量が少なくなるため、
日光浴をすることが広く指導されています。

日本では季節による極端な差は見受けられませんが、
外出が少ない高齢者は、
皮膚で産生されるビタミンDが少なくなるため、
ビタミンD不足になることは十分考えられます。

夏場の日光浴えあれば、日陰で30分、
冬であれば太陽に顔や手を向けて
1時間ほど浴びれば十分といわれています。

これから紫外線の強くなる季節ではありますが、
皮膚のビタミンD生産を手助けするため、
木漏れ日の下でもよいので
散歩されてはいかがでしょうか?


1 / 3123