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そうめんのなるほどメモ

お盆の時期は、
日本独特の暑さと湿度の高さが相まって、
健康な人でも食欲が減退するものです。

そんな時でも冷やしそうめんであれば、
なんとか食べられるという人も少なくありません。

冷たい氷を浮かべたガラスの器に盛られたそうめんは、
味覚ばかりでなく視覚からもひんやり感を楽しめる、
数少ない食べ物です。

ところで、そうめんと似たような麺類に冷や麦がありますが、
そうめんと冷や麦の違いをご存知でしょうか。

その違いで真っ先に思い浮かぶのが、
麺の太さだと思います。

実は、JAS規格(日本農林規格:※1)によって、規定されています。

■乾麺の太さの定義
そうめん:直径1.3mm未満
冷や麦:直径1.3mm以上1.7mm未満

ちなみに1.7mm以上になると、
冷や麦ではなく、うどんになります。

太いのが「冷や麦」、細いのが「そうめん」ということです。

一方、国語辞典(広辞苑)を紐解いてみると、
つぎのように記述してあります。

「そうめん」:小麦粉に食塩水を加えてこね、
これに植物油を塗って細く引き伸ばし、
日光にさらして乾かした食品。
ゆで、または煮込んで食す。

「冷や麦」:細打ちにしたうどんをゆでて冷水でひやし、
汁をつけて食べるもの。

「うどん」:小麦粉に少量の塩を加え、
水でこねて薄くのばし、細く切ったもの。
ゆでて汁にひたして食べる。

とあります。

いずれにしても、
伝統的な食品であるそうめんは、
日本特有の気候によって生まれた
先人たちの知恵と言えます。

※1JAS(Japanese Agricultural Standard)規格とは、農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法、1950年公布)に基づく、農・林・水・畜産物およびその加工品の品質保証の規格です。


炭酸水がカラダに良い話

最近では、サイダーやコーラなど、
甘味料の入った炭酸飲料と同じように、
無糖の炭酸水も人気があります。

かつては、ハイボールのように、
アルコールを割るための炭酸水
という使われ方が主流でしたが、
最近は、「糖分控えめ」といった健康嗜好によって、
単独でも飲まれるようになってきました。

そのため、店頭で売られている炭酸水の種類も
増えています。

飲料水として人気のある炭酸水ですが、
飲むためだけでなく、
健康や美容に役立つ活用法にも注目されています。

美容エステでは、炭酸スパ、
ドラッグストアでは、炭酸バッグといった
炭酸を利用した商品が増えています。

では炭酸が体によい理由とはなんでしょう。

炭酸水を飲む場合、
水と二酸化炭素が体に入ります。

その結果、
血液中の二酸化炭素濃度が上昇し、
脳は、体内の酸素が不足していると判断します。

この状況を緩和するために、
私たちのカラダは、血管が拡張して血流を促進し、
肺から送り込まれる酸素を活発に取りこもうとします。

血流の促進によって、消費エネルギー量が増えるため、
ダイエットの効果が期待できるのです。

また、炭酸ガスは、乳酸を効率よく分解するため、
炭酸水を飲むことで、新陳代謝を高めます。

その結果、疲労回復の効果と共に、
老廃物の排出も促されます。

炭酸ガスはタンパク賃と結合する性質もあるため、
皮膚を炭酸水にさらすことで、
毛穴の奥の古い角質や皮脂を除去してくれます。

さらに弱酸性ですから、炭酸水を体の表面に塗ることで
抗菌作用も期待できます。

飲んで良し、塗って良しの効果がある炭酸水に、
今年の夏は注目してはいかがでしょうか?


ミネラル補給の夏

夏の暑さによって体温が上昇した場合、
熱を放散する必要があります。

そのために私たちは汗をかき、
蒸発する水分の気化熱によって体温を下げます。

お風呂の後に、「湯冷めするから、早くカラダ拭きなさい!」と
お母さんが怒るのは、
水滴が蒸発するときに体から熱を奪い、
体が冷えて風邪をひくからです。

夏の暑さを和らげる打ち水も、
同じ原理です。

汗のほとんどは水分ですが、
塩化ナトリウム(一般的に呼ばれる塩)が
約0.6%含まれています。

また、ミネラル分のカリウムやマグネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛なども
汗をかくことで失われます。

暑い夏ではなくても、
1日0.5リットルの汗をかき、
水分を失っています。

猛暑日の場合には、
1~1.5リットルもの汗をかくともいわれています。

その際に失われるミネラルの不足によって、
「だるい」「疲れやすい」といった、夏バテにみられる
典型的な代謝障害を引き起こします。

夏バテの予防には、十分な栄養補給を行ない、
体を休めることが大切です。

水分補給と共にビタミンやミネラル、タンパク質の補給が、
夏を乗り切る基本です。

手軽に不足しがちな成分を補えるのが、
やまだ農園本舗のサプリメントです。

大麦若葉未加工食品の「やまだの青汁30」は、
ビタミンやミネラルをバランスよく手軽に摂取でき、
さらに夏場の食欲不振で不足しがちな
食物繊維も補うことが出来ます。

ホットでもアイスでも、
美味しくいただける心強い
夏のヘルスサプリメントです。


ラムネとビー玉の複雑な縁

大分県の日田市に明治32年創業という
老舗の味噌・醤油蔵があります。

ここではラムネの製造も行なっています。

それなりの年代以上の方にとって、
駄菓子屋の店先に置かれれたバケツで冷やされたラムネは、
懐かしい夏の風物詩でした。

ラムネの栓代わりのビー玉を、おもいっきり押し込んで、
吹き出る甘い炭酸水を慌てて飲むという記憶は、
少なからず持たれているのではないでしょうか?

私たちが日頃、
ラムネ瓶の栓として使われているガラス玉を、
ビー玉と呼びますが、
あの玉の正式名称は、
エー玉であることを知っている人は、
多くありません。

明治時代から炭酸水の栓として
ガラス玉が使われていましたが、
当時はすべて手作りでガラス玉を作っていたため、
さまざまな大きさのものが出来てしまいました。

その製造工程で、
甘い炭酸水を封入する瓶のフタとして、
合格した玉をA玉(読み:えーだま)、
使えない不良品をB玉(読み:びーだま)として選別し、
合格したエー玉だけを栓として使い、
不良品のビー玉は、もう一度溶かして再利用していました。

ところが廃棄されるビー玉がもったいないということで、
大阪の商人が規格外のガラス玉を
子供向けに、ビー玉として売ったところ、大好評となり
ガラス玉=ビー玉という名前が、まかり通るようになりました。

今では様々な色のガラスが封入された
カラフルなビー玉もありますが、
実は、製品にならないB級品が名前の由来になったとは、
とても興味深いです。

ラムネの瓶として使われているA級品のガラス玉も
ビー玉と呼ばれ、
ガラス玉としては、不本意な思いもあるのでしょうが、
しっかり栓としてお役に立っているのですから
それでも良いのでしょうね。

ちなみにビー玉の名前由来の別説として、
ビードロ(江戸・明治頃のガラスの総称)が
ビー玉の元になっているという説もありますが、
明治創業の老舗の説明であることを考えると、
B級品の説がより信頼できると考えます。

暑さが厳しい時期の水分不足は、熱中症に直結しますので、
ビー玉の涼やかな音を聞きながら、ラムネを飲むのも
暑気払いのひとつとしていかがでしょうか?


夏の野菜は一番美人

夏は、一年の中で野菜売り場が一番カラフルな季節です。

赤、オレンジ、黄色、緑色のカラーピーマン、トウモロコシ、かぼちゃ、ズッキーニなど
枚挙にいとまがないほど色があふれています。

大きなスーパーマーケットならば、
ほとんどの野菜が一年中並んで入るものの、
栄養価という点では、夏の野菜に勝るものはありません。

たとえば、きゅうりを季節で比較してみると、
夏きゅうりは、冬きゅうりの2倍ものビタミンCを含んでいます。

夏が旬である野菜の代表格は、
トマトでしょう。

トマトの赤い色の成分あるリコピンは、
強い抗酸化力をもつカロテノイドの一種で、
生活習慣病や老化などを予防する働きがあります。

今の時期のトマトは甘味もピカイチです。

冷たくしたトマトを、ガブリと食べる楽しみ方もありますが、
リコピンは、油で加熱するほうが、
生で食べるよりも吸収率が高まります。

夏野菜のゴールデントリオである
トマト、ピーマン、ゴーヤと油で一緒に
炒めてはいかがでしょうか。

これらの野菜には、
油と相性のいいβ‐カロテン(体内でビタミンAに変わります)も
多く含まれています。

薄くスライスしたにんにくをカリッと揚げて、
冷しゃぶの豚肉にトッピングすれば、
減退気味の食欲も増すでしょう。

にんにくに含まれる硫化アリルは、
豚肉に含まれるビタミンB1(疲労回復)の吸収率を高めます。

夏バテ防止のために、
夏の野菜を積極的に食べましょう。

また、夏の食事の際には、
水分の補給も心がけるようにして下さい。

多量の汗をかくことで、体内の水分とともに
ミネラルも失われています。

ミネラルのバランスが偏りがちな夏には、
冷たい水にもサッと溶ける「やまだの青汁30」を
お奨めします。

ビタミンA・C・Kをはじめ、葉酸、カルシウムなど
必要な栄養素を手軽にバランスよく摂ることができる
心強い応援団です。


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