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洗剤の酵素パワーの正体とは?

高度経済成長期の昭和30~40年代に、
家電三種の神器として、
冷蔵庫、白黒テレビ、洗濯機を
手に入れることが庶民の憧れでした。

その当時、洗濯用の石鹸は、
洗濯機で使用しやすいように
固形の石鹸から粉末の洗濯洗剤へと
生まれ変わりました。

紙箱入りの洗濯用粉洗剤には、
計量用のコップが付属していて、
コップ2~3杯の洗剤を
洗濯機に投入し、
ジャブジャブと渦の中に、
モクモクと立ち上がる洗剤の泡を
興味深く見ていた思い出がある人は、
少なくないでしょう。

その後、洗濯機は進化し、
洗濯ばかりでなく衣類の乾燥まで
ボタンひとつですべてが完了する
家事手間いらずの機械へと進化しています。

洗剤の進化も目をみはるものがありました。

大きな紙箱入りの粉末石鹸は、
今では、わずか数十mlの液体洗剤で
十分なまでになりました。

しかも液体洗濯洗剤に、
漂白剤、柔軟剤を加えて、
洗濯物はより綺麗に、
そして良い匂いに仕上がる時代となっています。

洗濯用洗剤の姿は変わりましたが、
今でも主成分は、合成界面活性剤です。

しかし、洗剤の効果をアップさせるために、
アミラーゼ、リパーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼといった
酵素が配合されています。

埃や土などの不溶性の汚れは、
従来の成分で綺麗になりますが、
酵素を加える事で、
他の汚れにパワーを発揮します。

アミラーゼで糖質を分解、
油汚れはリパーゼで分解できます。

タンパク質はプロテアーゼで分解でき、
セルラーゼで繊維を軽く分解すれば、
汚れを一緒に浮き上がらせて、
まるごと汚れを取ることができるようになりました。

日本酒や味噌といった食品製造ばかりでなく
酵素は、生活に関わる様々な用途に
応用されています。


コンセントの左右の穴

なにげなく使っている日用品や設備の中には、
よほど注意しないと見落としている
意外なヒミツがあります。

例えば、
お風呂に入る時に毎日使っている
シャンプーやリンスには、
目をつぶっていても見分けられるように、
あるシルシがあることをご存知でしょうか。

同じ銘柄のシャンプーとリンスは、
ボトルの形が同じなため、
持った時にシャンプーとリンスを
見分けることが難しいです。

そこで、区別できるように、
シャンプーのボトルには
ポンプの頭の部分や容器の側面に
凹凸が付けてあります。

家電製品を使う際に、
電気を供給するために
差し込むコンセントにも
チョットした秘密があります。

ほとんどの人は、
左右の穴の長さが同じだと
思っている人は少なくありませんが、
右の穴のほうが少し短く設計されています。

右の穴は、電気が通ってくる穴です。

この右側の穴をホットと呼びます。

逆に右よりわずかに長い左の穴は、
コールド(もしくはアース)と呼ばれ、
電線を通して地面につながっています。

左の穴がアースになっているで、
万一コンセントに、
いつもより高圧の電気が流れてきたとき、
電気を地面に逃がす役割を担っています。

穴の大きさは左右で違いますが、
電気製品のプラグはどちらの向きに差し込んでも
問題なく使えます。


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