加齢と体内脂肪の増加

成長期が終了し、エネルギー代謝が安定した一般成人では、
おおむね一日に女性で1,200キロカロリー、男性では約1,500キロカロリー
が必要とされています。

自分の年齢、身長、体重に適合する基礎代謝量(筋肉運動を行わずに
休息した状態で、生命活動を維持するために消費するエネルギー)を
計算するには、少し複雑な計算が必要です。

計算が苦手という人のために、数値を入れるだけで基礎代謝量を
自動的に計算してくれるホームページがあります。

「年齢別 基礎礎代謝量 エネルギー所要量」
というキーワードでインターネット検索を行なえば、
見つけることができると思いますので、ぜひご確認下さい。

さて、加齢に伴い基礎代謝量は、減っていきます。

たとえば、
年齢が20歳、身長が150cm、体重が50kgの女性の場合、基礎代謝量は、1200キロカロリー
年齢が50歳、身長が150cm、体重が50kgの女性の場合、基礎代謝量は、1075キロカロリー
ということになります。

同じ身長と体重であっても、30歳の年齢差は、125キロカロリーの差になります。

ご飯の場合、100g≒およそ150キロカロリーです。

125キロカロリーは、こども茶碗に八分目のご飯と考えて良いでしょう。

年齢を重ねても同じ食生活を続けていたと仮定して、20歳と50歳を比較すると、
こども茶碗に八分目のご飯/一日が、余分ということになります。

この余分なカロリーは、どこに行くのでしょうか?

毎日コツコツと色々なカタチで体に蓄えられていきます。

二の腕や肝臓や下腹や…。

さて年齢差による基礎代謝量の減少にはどのような対策を考えましょうか?

ご飯を減らすか、少なくなっていく基礎代謝量を上げるために何か運動をするか?

ただ黙っているだけでは、カロリー貯金は増えるばかりです。


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