寒さのコリは運動で解消
冬の寒さを思い出させる
冷たい風が吹き始めています。
慌てて冬用の衣類を準備された方も
多いのではないでしょうか。
寒さを感じることで、首や肩の筋肉が緊張し、
血流が滞ることも多くなります。
外出時にマフラーやネックウォーマーを巻き、
首や肩を温めることで、
コリは改善することはできますが、
筋肉を動かすことで血行の改善をすることも大切です。
肩を上げ下げする、
首を前後左右に動かす、
首を回すなどの運動で
コリを解消しようとする姿はよく目にしますが、
それだけでは充分とはいえません。
首とその周辺部のコリを改善するには、
肩甲骨周囲部のコリも和らげることが大切です。
解消法としては、
肩甲骨周囲部を指圧することが、
効果的です。
しかし、一人の時は無理ですから、
椅子に腰掛けた状態での腕振り運動をすることで、
肩甲骨の血行を促し、
コリを改善することはできます。
軽く拳を握り、
走るときのようにひじを曲げ、
腕を前後に振って動かします。
腕を前に振り上げるときは、
拳が目の高さにくるまで上げ、
後ろに振るときは、
できるだけ拳が自分の体の後までくるように
ぐっと引きます。
後ろに思い切って腕を引くことで
肩甲骨は大きく動きます。
この腕振り運動のもう一つの利点は、
肩甲骨のコリを解消すると共に、
体全体の血行が促されることです。
人の体は、外気温の変化に対して、
一定の温度に保とうと様々な機能が働いています。
冬でもその機能は働いているのですが、
これから寒くなる季節は、
外出も億劫になり、
運動する機会が少なくなるため、
他の季節と違って体全体を巡る血液の流れは
鈍くなりがちです。
低温の冬と、高温の夏とを比較すると、
たとえば額では、
冬は夏の約2分の1になるといわれています。
体を動かすことが億劫になる季節ではありますが、
健康のために運動は続けたいものです。