中秋の名月の団子とは?

今年の夏は、気圧配置の影響で雨が多く、
日本各地で水の災害が多い年でした。

いまだ復旧作業が続く被災地もあり心痛みます。

早く元の生活に戻れることを願うばかりです。

9月に入り少しはスッキリした晴れの日が
やってくるかと思っていましたが、
まだ雨の多い洗濯物の乾かない日々が、
続いています。

それでも夜に聞こえる虫の声が
秋の入口に向かっていることを、
知らせています。

古(いにしえ)の日本人は、
9月のことを長月(ながつき)と呼んでいました。

秋を迎える頃、日の入りの時刻が早くなって、
次第に夜が長くなり、夜長月(よながつき)が略されて、
長月となったと伝えられています。

夏と比べると秋は、気温、湿度も共に低くなるため、
月を見るには最適です。

日本のような農耕民族にとって、
規則的に満ち欠けをする月は、
古来から、暦(こよみ)として重宝されてきました。

田に植える早苗の準備や稲刈りの目安も、
月の巡りを頼りにしてきました。

旧暦の8月15日(中秋の名月)の夜に、
このように農耕に役立つお月様に感謝の意を込めて、
収穫した農作物やお団子をお供えするようになりました。

今年(2014年)の中秋の名月は、9月8日(月曜日)です。

きっと綺麗な月が見えるよう、
少し早めにお月様にお願いします。


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