発酵を支える偉大な菌
菌などの微生物が、
密封された状態で、
エネルギーを得るために
有機化合物を酸化して、
アルコール、有機酸、二酸化炭素などを
生成する過程を発酵といいます。
ぶどう果汁や大麦の絞り汁に、
ある種の酵母菌を加えると、
液体に含まれる糖類が
発酵によって分解され、
ワインやビールが生まれます。
日本酒やワイン、ビールなど
お酒の好きな人にとっては、
大変有り難いのが発酵です。
アルコールだけではありません。
作り方は違いますが、
ヨーグルトやチーズ、醤油を作る時も、
特定の菌を使って発酵を利用します。
胃の中に菌が棲んでいる牛は、
いろいろな働きを持つ
数えきれないほど多くの種類の菌を
利用した発酵によって、
人が栄養素として利用できない草を
エネルギー源としています。
人にとって、
良質なタンパク質を多く含むミルクを
生産できる特殊能力を持つ
貴重な動物です。
ブルガリア菌やビフィズス菌などの
乳酸菌発酵の力を利用して、
ヨーグルトを作ります。
また乳酸菌の発酵を利用して、
世界中では、
400種類以上のナチュラルチーズが生まれています。
牛と同じではありませんが、
人のお腹の中にも菌が棲み、
免疫力をアップしてくれたり、
有害な菌をブロックする働きもします。
「やまだの醗酵高麗人参」にも
発酵が関わっています。
「やまだの醗酵高麗人参」は、
高麗人参のなかでも
血行の促進を促すサポニン※1の
含有量が最も多いといわれている
「生干人参(きぼしにんじん)※2」を使用し、
発酵の工程を加えることによって、
一般的な高麗人参より吸収力が、
約15倍となっています。
※1 サポニン:サポニンの効果としては、
体内で脂肪などの酸化を抑える抗酸化作用や、
抗菌作用、血行促進、免疫力の強化などがあげられます。
※2 生干人参:根が人の形に似ていることから
人参といわれ、古くから不老長寿、万病薬として
非常に珍重されています。
細根を除いて皮を剥がずにそのまま乾燥したものを、
生干人参とよびます。